======================================================================== PISO 5.0.0 ISM パッチ 13 リリースノート 2020年09月18日 ======================================================================== == パッチの適用時の注意事項 == PISO 5.0.0.X (PISO 5.0.0.0 ～ PISO 5.0.0.3) ISM をお使いのお客様が対象 となります。 <ご確認の方法> ISMが稼働しているOSユーザーのコマンドラインから 「 istctl version 」を入力してご確認ください。 コマンドの実行により，以下の様に現在ご利用中のPISOのバージョンが表示 されます。 $ istctl version Product : PISO Support OS : Linux-x86_64 Version : PISO5000 ← a Oracle Version : 112030 Release Date (YYMMDD): 130522 Patch Version : #P01-Linux-x86_64, #P03-Linux-x86_64 ← b : #P04-Linux-x86_64, #P05-Linux-x86_64 : #P06-Linux-x86_64, #P07-Linux-x86_64 : #P08-Linux-x86_64, #P09-Linux-x86_64 : #P10-Linux-x86_64, #P11-Linux-x86_64 : #P12-Linux-x86_64 a : Version が PISO5000 ～ PISO5003 と表示されるバージョンが対象と なります。 その他のバージョンではご利用になれません。 b : 対象のバージョンが PISO5000 の場合は #P01, #P03, #P04, #P05, #P06, #P07, #08, #09, #P10, #P11, #P12-[OS-type] の事前適用が必要です。 対象のバージョンが PISO5001 の場合は #P06, #P07, #P08, #P09 #P10, #P11, #P12-[OS-type] の事前適用が必要です。 対象のバージョンが PISO5002 の場合は #P07, #P08, #P09, #P10, #P11, #P12-[OS-type] の事前適用が必要です。 対象のバージョンが PISO5003 の場合， #P10, #P11, #P12-[OS-type] の事前適用が必要です。 [他のパッチ適用の順番について] パッチ番号の低い順に適用していただく必要があります。 本パッチ適用後に，本パッチ以前にリリースされたものの適用は動作保証 いたしません。 ……………………………………………………………………………………………… 1. 本パッチにて解決された現象 ……………………………………………………………………………………………… [発生現象][#18577] Adobe Flashのサポート終了のためチャート類の表示が出来なくなる。 [発生条件] クライアントにて「Adobe Flash Player」の実行がブロックされた場合, 該当バージョンの ISM では, Web 管理画面にて下記の表示ができません。 ・Overview 画面での 警告チャート表示 ・クイックサーチ結果表示 ・マイニングサーチ結果表示(CSV ダウンロードも不可) [原 因] 2020 年 12 月をもって, Adobe 社による 「Adobe Flash Player」のサポート が終了致します。また, Flashベースのコンテンツは, サポート終了日以降, Adobe Flash Playerでの実行がブロックされます。 Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ　(外部サイト) https://www.adobe.com/jp/products/flashplayer/end-of-life.html [重 要 度] 高 [回避方法] 本パッチを適用する必要があります。 ……………………………………………………………………………………………… 2. 本パッチでの追加・仕様変更 ……………………………………………………………………………………………… チャート表示処理をAdobe Flash利用から, PISO 5.1.x ISMで利用している表示 処理へ置き換えました。 このため一部チャートの表示が5.1相当に変わりますが, 表示される内容は 今までと変わりません。 ……………………………………………………………………………………………… 3. 制限事項 ……………………………………………………………………………………………… 本パッチにおける制限事項はありません。 ……………………………………………………………………………………………… 4. パッチの適用手順 ……………………………………………………………………………………………… 【ISMへの適用手順】 ※本パッチの適用は，ISMをインストールしたユーザーで行ってください。 ※本パッチの適用にあたり，ISMのプロセスの停止を行う必要が あります。 ※本パッチの適用時には，Oracle Database が起動している必要があります。 ※手順の $IST_HOME は，ISMがインストールされているディレクトリです。 4-1. ISM にてパッチセット PISO500_P13-Linux-x86_64.tar.bz2 を $IST_HOME/patch ディレクトリにコピーします。 * FTP 転送を行う場合は，バイナリモードで実施して下さい。 * 圧縮ファイルはパッチ適用時に自動的に展開されますので， 手動で展開する必要はありません。 4-2. ISM の DATABASE 以外の PISOの サービスを停止します。 $ istctl stopall Schedulerの停止要求が出されました。 Alert Monitorの停止要求が出されました。 Alert Monitorが正常に停止されました。 Alert Queueの停止要求が出されました。 Alert Queueが正常に停止されました。 Manager Queue[hostname/SID]の停止要求が出されました。 Manager Queue[hostname/SID]が正常に停止されました。 $ istctl downapache Apache が正常に停止されました。 4-3. プロセスの停止を確認します。 DATABASE 以外が「Not Running.」であることを確認します。 $ istctl status 2020/09/17 17:30:39 JOB SCHEDULER :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 INITIATOR :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 APACHE :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 ALERT MONITOR :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 ALERT QUEUE :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 MANAGER QUEUE :Not Running. 2020/09/17 17:30:39 DATABASE :(ora_smon_ora10g) Running. 4-4. パッチセットを適用するため istctl patch コマンドを実行します。 $ istctl patch [パッチセット名] 例) istctl patch PISO500_P13-Linux-x86_64 * [パッチセット名]は，xxxxx.tar.bz2 ファイルの .tar.bz2 を除いた xxxxx の部分を指定します。 * istctl patch コマンドを実行すると，$IST_HOME/patch に パッチセットを自動的に展開します。 * 内部動作は次のようになります。 1. パッチセットの妥当性確認 2. パッチセットを展開 3. ファイルのバックアップ作成 4. ファイル差し替え 5. 必要な追加動作の実行 (mkconfコマンドの実行など) 6. パッチ履歴の書き換え($IST_HOME/etc/patch_info) 7. ログの出力($IST_HOME/patch/パッチセット名/patchinstall.log) 8. ログを標準出力へ表示 4-5. ISM の Apache設定を変更します。 $ cd $IST_HOME/ohs/Apache/Apache/conf $ cp piso.conf piso.conf_p13_backup $ vi piso.conf | passenv NLS_LANG | | # | # Directory | # | Alias /piso/img/ "/opt/pisoism/sqeel/img/" | | Options None | AllowOverride None | Order allow,deny | Allow from all | | Alias /piso/ "/opt/pisoism/sqeel/C/" | | DirectoryIndex index.html index.eht | Options FollowSymLinks ExecCGI | AllowOverride None | Order allow,deny | Allow from all | + | Alias /COMMON/ "/opt/pisoism/sqeel/COMMON/" + | + | Options None + | AllowOverride None + | Allow from all + | # Require all granted + | | | # | # CGI setting | # | AddType application/x-sqeel eel eht * + の行を追記してください。 * 上記は $IST_HOME を /opt/pisoism とした場合の例となります。 適宜お使いの環境に合わせた値に置き換えてください。 Windows 環境の場合，以下のように変更します。 | passenv NLS_LANG | # | # Directory | # | Alias /piso/img/ "C:/Insight/ISM/sqeel/img/" | | Options None | AllowOverride None | Order allow,deny | Allow from all | | Alias /piso/ "C:/Insight/ISM/sqeel/SJIS/" | | DirectoryIndex index.html index.eht | Options FollowSymLinks ExecCGI | AllowOverride None | Order allow,deny | Allow from all | + | Alias /COMMON/ "C:/Insight/ISM/sqeel/COMMON/" + | + | Options None + | AllowOverride None + | Allow from all + | # Require all granted + | | # | # CGI setting * 上記は $IST_HOME を C:/Insight/ISM とした場合の例となります。 適宜お使いの環境に合わせた値に置き換えてください。 4-6. ISM の PISO のサービスを起動します。 $ istctl upapache Apache が起動されました。 $ istctl startall 17:32:11 Reading Job Initiator Class Priority List (続く) (/opt/pisoism/etc/ist.conf)... 17:32:11 11 class records read. Schedulerが起動されました。 Alert Monitorの起動要求が出されました。 Alert Monitorが起動されました。 Alert Queueの起動要求が出されました。 Alert Queueが起動されました。 Manager Queue[hostname/SID]の起動要求が出されました。 Manager Queue[hostname/SID]が起動されました。 Manager Queue[hostname/SID]の起動要求が出されました。 Manager Queue[hostname/SID]が起動されました。 4-7. プロセスの起動を確認します。 全て「Running」であることを確認します。 $ istctl status 2020/09/17 17:38:52 JOB SCHEDULER :(istjobs.job) Running. 2020/09/17 17:38:52 INITIATOR :(istjobi.job) Running. 2020/09/17 17:38:52 APACHE :(/op/pisoism/ohs/Apache/Apache/bin/httpd) Running. 2020/09/17 17:38:52 ALERT MONITOR :(amon.eel) Running. 2020/09/17 17:38:52 ALERT QUEUE :(istalertque.eel) Running. 2020/09/17 17:38:52 MANAGER QUEUE :(istmqd.eel hostname SID) Running. 2020/09/17 17:38:52 MANAGER QUEUE :(istmqd.eel hostname SID) Running. 2020/09/17 17:38:52 DATABASE :(ora_smon_ora10g) Running. ……………………………………………………………………………………………… 5. パッチのリカバリ手順 ……………………………………………………………………………………………… パッチ適用時，自動的に作成されたバックアップファイルを製品ディレクトリ に上書きすることでリカバリを行ないます。 ※手順の $IST_HOME は，ISM がインストールされているディレクトリです。 【リカバリ手順】 5-1. パッチのリカバリ作業前に，現在のバージョンを確認します。 $ istctl version Product : PISO Support OS : Linux-x86_64 Version : PISO5000 Oracle Version : 112030 Release Date (YYMMDD): 130522 Patch Version : #P01-Linux-x86_64, #P03-Linux-x86_64 : #P04-Linux-x86_64, #P05-Linux-x86_64 : #P06-Linux-x86_64, #P07-Linux-x86_64 : #P08-Linux-x86_64, #P09-Linux-x86_64 : #P10-Linux-x86_64, #P11-Linux-x86_64 : #P12-Linux-x86_64, #P13-Linux-x86_64 5-2. ISM の Oracle 以外の PISO サービスを停止します。 $ istctl stopall Schedulerの停止要求が出されました。 Alert Monitorの停止要求が出されました。 Alert Monitorが正常に停止されました。 Alert Queueの停止要求が出されました。 Alert Queueが正常に停止されました。 Manager Queue[hostname/SID]の停止要求が出されました。 Manager Queue[hostname/SID]が正常に停止されました。 $ istctl downapache Apache が正常に停止されました。 5-3. プロセスの停止を確認します。 DATABSE 以外が「Not Running.」であることを確認します。 $ istctl status 2020/09/18 13:50:29 JOB SCHEDULER :Not Running. 2020/09/18 13:50:29 INITIATOR :Not Running. 2020/09/18 13:50:31 APACHE :Not Running. 2020/09/18 13:50:31 ALERT MONITOR :Not Running. 2020/09/18 13:50:31 ALERT QUEUE :Not Running. 2020/09/18 13:50:31 DATABASE :(ora_smon_ora11g) Running. 5-4. $IST_HOME/etc/patch_info ファイルの記述を削除します。 次の記述のみ削除してください。 #P13-[OS-type] 2020/09/17 17:34:17 PISO500_P13-[OS-type] 5-5. $IST_HOME/doc ディレクトリの以下ファイルを削除します。 C/PISO500_P13.txt SJIS/PISO500_P13.txt EUC-JP/PISO500_P13.txt ※ Windows 環境では，EUC-JP/PISO500_P13.txt はありません。 5-6. パッチ適用時 $IST_HOME/patch/[パッチセット名]/backup ディレクトリ にバックアップされたファイルを $IST_HOME 配下に上書きコピー (cp) してリカバリを行います。 Windows 環境の場合，次のディレクトリ内のファイルを削除します。 $IST_HOME\sqeel\C\SR\.eelbin $IST_HOME\sqeel\SJIS\SR\.eelbin 5-7. $IST_HOME/patch/[本パッチセット名]をディレクトリごと削除します。 5-8. 追加した Apache の設定を戻します。 $ cd $IST_HOME/ohs/Apache/Apache/conf $ cp piso.conf_p13_backup piso.conf 5-9. パッチのリカバリ作業後，バージョン確認し 「#P13-Linux-x86_64」が表示されていない事を確認します。 $ istctl version Product : PISO Support OS : Linux-x86_64 Version : PISO5000 Oracle Version : 112030 Release Date (YYMMDD): 130522 Patch Version : #P01-Linux-x86_64, #P03-Linux-x86_64 : #P04-Linux-x86_64, #P05-Linux-x86_64 : #P06-Linux-x86_64, #P07-Linux-x86_64 : #P08-Linux-x86_64, #P09-Linux-x86_64 : #P10-Linux-x86_64, #P11-Linux-x86_64 : #P12-Linux-x86_64 5-10.ISM の PISO サービスを起動します。 $ istctl upapache Apache が起動されました。 $ istctl startall 13:55:54 Reading Job Initiator Class Priority List (/opt/pisoism/etc/ist.conf)... 13:55:54 9 class records read. Schedulerが起動されました。 Alert Monitorの起動要求が出されました。 Alert Monitorが起動されました。 Alert Queueの起動要求が出されました。 Alert Queueが起動されました。 Manager Queue[hostname/SID]の起動要求が出されました。 Manager Queue[hostname/SID]が起動されました。 5-11.プロセスの起動を確認します。 $ istctl status 2020/09/18 13:56:34 JOB SCHEDULER :(istjobs.job) Running. 2020/09/18 13:56:34 INITIATOR :(istjobi.job) Running. 2020/09/18 13:56:34 APACHE :(/opt/pisoism/ohs/Apache/Apache/bin/httpd) Running. 2020/09/18 13:56:34 ALERT MONITOR :(amon.eel) Running. 2020/09/18 13:56:34 ALERT QUEUE :(istalertque.eel) Running. 2020/09/18 13:56:34 MANAGER QUEUE :(istmqd.eel hostname SID) Running. 2020/09/18 13:56:34 DATABASE :(ora_smon_ora11g) Running. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【お問い合わせ】 株式会社インサイトテクノロジー サービス本部 カスタマーサポートセンター TEL: 0800-300-1310 (サポートセンターフリーコール) TEL: 03-5475-1452 (サポートセンター直通) Email: support@insight-tec.co.jp URL: https://www.insight-tec.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━