======================================================================== Insight Masking 3.9.0 リリースノート 2025年7月18日 ======================================================================== 本リリースノートには Insight Masking の最新の情報が記載されています。 == 本リリースノートの目次 == 1. Insight Masking 3.8.0 からの機能追加 2. Insight Masking 3.8.0 からの仕様変更 3. Insight Masking 3.8.0 からの不具合修正 4. その他 5. 制限事項 6. 注意事項 7. ドキュメント一覧 8. 対応環境 9. 商標および著作権 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1. Insight Masking 3.8.0 からの機能追加 1-1. PDF redaction tool for Insight MaskingにおけるPDFマスキングにおいて、電話番号の 検知制度を向上しました。(#1314) 1-2. DBマスキングにおいて、マスキング処理の前後にSQLを実行できる機能を追加しました。(#1348) 1-3. 標準ユーザーの権限設定機能を追加しました。(#1350) 1-4. プロジェクト共同管理機能を追加しました。(#1352) 1-5. メールを用いたワンタイムパスワード認証機能を追加しました。(idm-gui#798) 1-6. 使用中のライセンスの期限が4日以内の場合に警告メッセージを表示する機能を追加しました。 (idm-gui#704) 1-7. システム更新失敗時にログをワンクリックでコピーできるようになりました。(idm-gui#739) 1-8. マスキング結果画面において参照しているディレクトリが分かるようにパンくずリストを表示 しました。(idm-gui#738) 2. Insight Masking 3.8.0 からの仕様変更 2-1. ログローテートの設定可能値を最大100から1826(5年)に変更しました。(idm-gui#758) 2-2. 操作ログに操作したユーザー名を出力するように変更しました。(#1349) 3. Insight Masking 3.8.0 からの不具合修正 3-1. マスキング設定からテンプレートとして保存すると、フリーテキストマスキングにおける詳細な 設定がテンプレートに反映されない問題を修正しました。(#1347) 3-2. DBマスキングにおいて、DB登録後にテーブルの名前を変更もしくは削除した場合に、 他のテーブル情報が表示されなくなる不具合を修正しました。(idm-gui#759) 3-3. カラム別のアクションよりAIラベルを適用を押すと全カラムにAIラベルが適用されてしまう問題 を修正しました(#1346) 3-4. 管理者設定の一部の設定で小数を入力できてしまう問題を修正しました。(idm-gui#760) 3-5. CSVマスキングでCSVヘッダー行数を0に設定している場合に固定長マスキングに登録した データソースが正しく読み込めない問題を修正しました。(#1338) 3-6. 特定の操作を行うと削除したプロジェクトの情報が一部閲覧できてしまう問題を修正しました。(#1333) 3-7. 不正ログイン対策機能のメール通知のテストメールにて、一度パスワードを間違えた状態で通知ボタン を押すとその後正しいパスワードでもテスト通知に失敗する問題を修正しました。(idm-gui#755) 3-8. OracleおよびSQL ServerのDBマスキングにおいて、テーブルに対するコメントが表示されない問題を 修正しました。(idm-gui#503,#811) 3-9. エンコーディングがShift-JISの場合にAIラベル解析でエラーになる問題を修正しました。(idm-gui#574) 3-10. 削除済みの辞書を指定してマスキング実行できてしまう問題を修正しました。(idm-gui#490) 3-11. CSVマスキングにおいて、レポート画面に表示されている日付とマスキング結果画面に記載の更新日時が 異なる場合がある問題を修正しました。(idm-gui#501) 3-12. マスキング設定においてアルゴリズム小数を選択し、パラメータに最小値-最大値を選択した場合に、 範囲外の数値を設定可能になっている問題を修正しました。(idm-gui#678) 3-13. カスタムマスキングのテンプレートのインポート時にタイムアウトエラーになる場合がある問題を 修正しました。(idm-gui#702) 3-14. 接続中のInsight Asir NERを再起動した場合に、ステータスが読み込み中のままになる場合がある 問題を修正しました。(idm-gui#715) 3-15. カスタムマスキングにおいて、更新ボタンを押しビルドが成功した時点でコードが保存されてしまう 問題を修正しました。(idm-gui#717) 3-16. メール通知の通知テストがエラーになる問題を修正しました。(idm-gui#755) 3-17. マスキング設定において、アルゴリズム分割テキストを選択している場合に、分割する長さに範囲外の 数値を設定してマスキングを実行できてしまう問題を修正しました。(idm-gui#756) 3-18. 参照関係を持つカラムのステータス変更時に、関連カラムのステータスが同期されない問題を修正 しました。(idm-gui#761) 4. その他 4-1. Insight Asir NER1.1.3をリリースしました。 5. 制限事項 5-1. SQL ServerのNCHARまたはNVARCHAR型のデータに対してマスキングを行う場合には、 プロジェクトの文字コードはUTF-8(Shift_JIS 互換)のみに対応しています。 5-2. データベースのNumber型にクレジットカード番号アルゴリズムは対応していません。 今後のバージョンで対応予定です。 5-3. Qlik Replicateとの連携時は、カスタムマスキング、フリーテキストマスキング を利用することはできません。 5-4. Shift_JISを用いたプロジェクトにおいてカスタムマスキングで除外設定を行う場合は、 除外対象を辞書ファイルに設定して指定する必要があります。 5-5. EBCDIC(CP930, CP939)を用いたプロジェクトにおいて、改行文字は「LF(0x15)」および 「CRLF(0x0D15)」のみに対応しています。 5-6. Shift_JISおよびShift_JIS(IBM漢字)を用いたプロジェクトにおいて、JIS X 0208に含まれず、 JIS X 0213のみに含まれる文字が存在する場合にAIラベル解析が正しく動作しません。 5-7. 出力文字設定で設定可能な文字コードは、UTF-8、UTF-8(Shift_JIS互換)、Shift_JIS、 Shift_JIS(IBM漢字)です。EBCDIC(CP930)、EBCDIC(CP939)は設定できません。 5-8. 出力文字設定は、マスキング設定の[プレビュー]には反映されませんが、マスキング結果の 出力ファイルには影響ありません。 6. 注意事項 6-1. マスキング対象(ソースタイプ)により対応している文字コードが異なります。 詳細は、『Insight Masking 3 設定マニュアル』の「3.序説」を参照してください。 6-2. データベースに対してカスタムアルゴリズムを適用する場合には、関数の戻り値を 対象カラムの型と一致させる必要があります。 6-3. CSV/Parquetファイルのマスキングで、型が合わないアルゴリズムを選択した場合に、 予期せぬ動作をすることがあります。 7. ドキュメント一覧 http://<インストール先のホスト名 or IPアドレス>/manual/index.html 8. 対応環境 Insight Masking ManagerはVMware ESXiで動作する仮想アプライアンスとして、または EC2インスタンス/Azure Virtual Machineとして起動してご使用いただくことができます。 * Insight Masking - VMware ESXi 6.7/7.0/8.0 - Amazon EC2 (t3.medium 以上を推奨) ※AWS Marketplace版についてはお問い合わせください。 - Azure Virtual Machines ※Azure Marketplace版についてはお問い合わせください。 9. 商標および著作権 Insight Masking、Insight Asir NERは株式会社インサイトテクノロジーの登録商標です。 Amazon EC2、AWS Marketplaceは、米国および/またはその他の諸国における、 Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。 Azure、SQL Serverは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における 登録商標、または商標です。 OracleはOracle Corporationおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国に おける登録商標です。 Qlik Replicate™は、QlikTech International ABの米国およびその他の国における 登録商標、または商標です。 VMware、VMware ESXi、VMware Workstation Proは、米国およびその他の地域における Broadcomの登録商標または商標です。 Dockerは、Docker, Inc. の米国およびその他の国における登録商標、または商標です。 その他の社名および製品名は、それぞれの会社の商標です。 なお、本文中には(tm)、R マークは明記しておりません。 -------------------------------------------------------------- (c) 1995 Insight Technology, Inc.