[ISM]SSL通信を使用してISM Overview 画面を表示時に発生する証明書エラー対応について(PISO5.x Windows版)

     
 

ドキュメント情報

文書番号00343 最終更新19-06-07
PISO(Ver)PISO5.x PlatformWindows
カテゴリISM キーワード 証明書 , SSL , mkwallet11g.bat
重要度レベル 関連情報 mkwallet11g.zip
 
     
 
     
 

概要

[ISM] Oracle HTTP Server の SSL 設定 (文書番号 00342) を適用した環境でOverview へのアクセス時に証明書エラーが発生する場合の対処について (Windows)

 
     
 
     
 

内容

自己署名証明書を作成してブラウザに登録しておくことで、エラーの発生を回避することが
可能です。

*証明書作成スクリプトの実行には、windows版のopensslが必要になります。
以下からダウンロードしてISMの環境にインストールしてください。
  http://slproweb.com/products/Win32OpenSSL.html

<手順>
1.環境変数の設定を修正します。以下2つにパスが通るようにします。
  openssl
  orapki

 (1)スタート->コントロール パネル->システムとセキュリティ->システム->
   システムの詳細設定->環境変数 より環境変数の設定画面を開きます。

 (2)システム環境変数のPATHにインストールした以下の2つのパスを追記します。
     ===========================================================
      opensslのインストールフォルダ\bin
      ORACLE_HOME\bin

      (例)C:\OpenSSL-Win64\bin;C:\Insight\ISM\oracle\dbhome_1\bin;
     ===========================================================

2.画面上部の関連情報より、「mkwallet11g.bat」をダウンロードし 解凍したファイルを
 作業用フォルダに配置します。ここでは作業用フォルダをc:\tempとします。

3.証明書を作成します。ターミナルクライアント(コマンドプロンプト)を起動し
 スクリプトを実行してください。起動後ドメインの入力を求められます。
     ===========================================================
    c:\temp\mkwallet11g.bat

     作業用フォルダのパスを入力してください。c:\temp
 
     ===========================================================

4.証明書の作成を開始するか確認を求められます。
 作成する場合はYを、作成せずに終了する場合はNを入力してください。

     ===========================================================
      作業用フォルダにウォレットを作成します。よろしいですか?(Y/N) y
     ===========================================================


5.証明書の作成が終了すると、ファイル名が2つ表示されます。
 正常に作成されたか確認してください。
     ===========================================================
       c:\temp\wrl\ewallet.p12
       c:\temp\wrl\cwallet.sso
     ===========================================================

6.上記5.で確認したファイルを、スクリプト実行時に表示されたフォルダへ
 コピーします。
     ===========================================================
     (例)
      以下、2つのウォレットをc:\home\piso\insight\ohs\Apache\Apache\conf\ssl.wlt\default\へコピーしてください。
     このディレクトリは ssl.conf の SSLWallet ディレクティブに指定してあるデフォルト値です。
     また、ewallet.p12 コピー先のディレクトリに ewallet.p12 が存在する場合はバックアップ用にリネームしてください。
     ===========================================================

7.Oracle HTTP Server(Apache)を再起動します。
     ===========================================================
        > istctl downsslapache
        > istctl upsslapache

        Oracle HTTP Server(Apache)が起動したことを確認します。
        > istctl status

8.hostsファイルをエディタで開き、以下のようにドメインを記入します。
     ===========================================================
     (例)
       <PISO ISMのIPアドレス>www.piso.com
     ===========================================================

9.ブラウザへ以下を入力して接続します。
  https://<2.で入力したドメイン名>:<SSL.confに記載されているport番号>/piso/

 アクセスすると、ブラウザのアドレス欄が赤く反転し、「証明書のエラー」と表示されます。

 (1)アドレス欄の右横に表示された[証明書のエラー]という部分をクリックします。
 (2)クリックすると、「証明書は信頼できません」というダイアログが表示されます。
   一番下にある[証明書の表示]ボタンをクリックしてください。
 (3)[証明書]ダイアログが表示されるので、[全般]タブの[証明書の情報]を参照します。
  (4)発行先と発行者の欄に以下が表示されることを確認し、[証明書のインストール]ボタンをクリックしてください。

        www.piso.com

10.[証明書のインポートウィザード]ダイアログが表示されます。
 [次へ]ボタンをクリックします。
 
11. [証明書ストア]の選択ダイアログで「証明書をすべて次のストアに配置する」を選択し、
    [参照]ボタンをクリックします。
    [証明ストアの選択]ダイアログが表示されるので、「信頼されたルート証明機関」を選択し、
    [OK]ボタンをクリックします。
    元の選択ダイアログに戻るので、[次へ]ボタンをクリックしてください。

12. [証明書のインポートウィザードの完了]ダイアログで[完了]ボタンをクリックします。
    [セキュリティ警告]ダイアログが表示されるので、[はい]ボタンをクリックしてください。
    インポート終了後は全てのダイアログを閉じ、ブラウザを再起動してください。
    これで、自己署名証明書の認証局が「信頼されたルート証明機関」としてブラウザに登録されます。

13. 手順7.と同様にブラウザへ以下を入力して接続します。
    https://<2.で入力したドメイン名>:<SSL.comfに記載されているport番号>/piso/

    ログイン画面を表示した時、ブラウザのアドレス欄の右横に鍵型のアイコンが表示されれば、
    以後は Overview を閲覧する度に証明書のエラーが発生することはありません。



 
     
 
     
 

履歴

2014/11/18 本文書を公開
2018/01/16 関連情報URL一部変更
2019/06/07 SSL設定の文書見直し
 
     
 
     
 

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